写真で振り返る、2か月で脱サラするまでと、それからの地獄。(6月〜7月編)

これまでの話。

会社に入って2か月で脱サラした去年を

写真と共に振り返っています。

2月から6月中盤までを振り返ったものは、こちらです。

ochiainowife.hatenablog.com

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忘れもしない6月のとある月曜日

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前回の記事でも書いた通り、金曜日に会社を辞めようと決心した。

この「本当に辞めてやる!!」という気持ちをどうやって月曜日まで、貫けるか非常に不安だった。

日曜日の夜になって「それにしてもどうやって辞めよう」という大きな壁にぶつかった。現実感がなさすぎて考えないことにした。

月曜の朝、心臓バクバクかと思いきや僕はブチ切れていた。

「絶対辞めるわ」という気持ちで会社に向かった。

*出勤する時に聞いていた曲

youtu.be

 

会社に着く

会社に着いて、朝の朝礼の時

人事部長(45歳くらいの女性)に「話があります。会議室取っといたので、10時にお願いします。」とだけ伝えた。

会議室を自分で取った時初めて「ビジネスマンみてえだな俺」って思った。

9時から仕事が始まったのだが、この日が最悪な日だった。

「配属日」だったのだ。

システム部にその日から配属で、システム部の人達が「今日からよろしく!!」と

気さくに話しかけてきた。「こいつらマジか」って感じだった。

ひとまず部署の説明を受けたが、上司の声を自分の頭の中の声で「関係ね〜〜 はい関係ね〜〜〜」と被せていた。

 

人事部長との戦い

10時になる。会議室に人事部長がきた。

この時のことは明確に覚えている。

人事「話って何ですか?」

 

僕「あの〜。色々考えたんですけど、僕やっぱこの仕事に向いないと思うんです。」

 

人事「って言うのはどうゆうこと?」

 

僕「人事部長にもよく注意されていたと思うんですけど、基本的なビジネスマンの振る舞いが出来ないというか、する気がないんです。これ以上やる気がないんです。」

 

ってな感じで、何を言われても「もう会社に来ても何もしないし、できません。」という旨を、伝え続けた。

 

人事「落合君の気持ちは分かりました。こちらで預かります。」

 

僕「僕の話なんで、そっちが預かる話じゃないと思うんですけど」

 

人事「そんなに簡単に辞めれる訳ないじゃない。社長の印鑑だっているし。少し待って。一旦業務に戻りなさい。」

と言われた。

 

システム部長との戦い

そして仕事に戻った。

システム部9人全員が会議室に呼ばれた。

「これからシステム部として、どう活躍したいか。意気込みを聞く会」だった。

隣の席の同期が

「この部署で頼れる存在になって僕はウンタラカンタラ」話してて、

「お前は頭がおかしいのか」ってシンプルに思った。

 

この時僕はめちゃくちゃ混乱していた。

さっき辞めますって言ったばかりなのに、これから意気込みを語るなんて笑っちゃうし、多分1時間以内にシステム部長の耳にも入るだろうし。ヤバイ!!

って思っている間に、僕の番が来た。

僕「あの〜〜。意気込みと言いますか?あれ僕の話聞いてないですか?あ、え〜〜そうですね、頑張りたいと思います。」

変な空気で会議は終わった。

その時僕は何を思ったか、システム部長だけ呼び止め「すみません、残ってもらっていいですか?」と言った。

システム部長を席に着かせ咄嗟に

 

僕「あの僕辞めたいんですけど。」

と言った。

 

システム「どうして」

 

僕「芸人になりたいんです。」

人事に話した、辞めた理由を重複するのはしんどくて、違ったアプローチをとった。

 

システム「えええ!?」

 

僕「いや、僕結構前からなりたくて。」

 

システム「でも売れるっていうのは、ほんの一握りだけだし。もう少し、働いてみたらどうだ?」

 

僕「いや、無理っすね。会社入って8キロ痩せてるんで。」

 

システム「そうですかよく考えて、ひとまず今日は業務に集中してください。」

会話終了。

システム部長は会社きっての変人だったのもあって、そんな驚かず叱らずにいてくれた。

 

外回りから帰ってきた!!鬼の営業部長!!

「俺どうなんのかな〜〜」と思っている間に、外回りから営業部長が帰ってきた。

この営業部長は会社の中で一番怖くて、かつ、かなりの切れ者だった。

他部署の人の意見を突っぱねることを「殺す」と表現したり、

企画褒める時は「絵心があるね」と言ったりするイタイ上司でもあった。

 

この営業部長の無駄な威圧感で4キロは痩せたと思うし、

僕の最大の宿敵と言っても過言ではない。

営業部長に一番怒られてたのも僕だし、1番気に入られていたのも僕。

「無限の可能性がある。めちゃくちゃ伸びる。」てきなことを言われた。

最終的な僕の、採用を決めたのも営業部長である。

 

前に営業部長は僕に

「どうなるか分からない。博打採用だった」

と言っていた。

博打失敗のお知らせを、人事部長から聞いた営業部長は目がブチ切れていた。

「落合。会議室。」

と言われた。

 

鬼の営業部長とのガチバトル!!

営業部長「まあ座れよな」

 

僕「はい」

 

営業部長「何お前辞めようとしてんの??」

 

僕「はい」

 

営業部長「何で?」

 

僕「芸人になりたくて」

 

営業部長「芸人!!!?」

これには営業部長も驚きを隠せていなかった。

 

僕「はい」

 

営業部長「ふざけんなよお前!!会社の人間裏切るのかよ」

 

僕「これ以上やる気がないのにいても、裏切りが加速するだけかなって」

 

営業部長「お前逃げだよそれは。一番可愛がってもらってる時期なのに、逃げんのかよ」

 

僕「この会社にいたら将来安定は確定ですし、僕からしたら、他にやりたいことがあるのに、この会社にいることの方が逃げ何ですけど」

 

この瞬間「い、言ってしまった〜〜」て思ったし、部長も「い、い、言われた〜〜〜」

って顔をしてたな。

 

営業部長「お前さギャグで人を笑わせたいんだろ??」

 

何で俺がギャガーだと断定されてるのかは謎だった。

 

落合「はい。」

 

営業部長「こっちはもう笑えない状態何ですけど!!!!!!」

 

ちょっと上手いなって。思った。

でも営業部長はこれが自分でも気にいったらしく、

その後

 

営業部長「お前さお笑いやりたいんだろ?」

僕「はい」

営業部長「こっちは笑えないんですけど」

×3セットはやってきた。

問いかけに対する、俺の「はい」っていう協力ありきで成り立ってるのがすごいイライラした。

 

そして営業部長は「もういいよお前!!お前がテレビ出たとしてもな、絶対見ねえからな!!」と怒鳴り散らして出てってしまった。

 

今日はここまで。

次回は「会社を去るまで」「脱サラ仕立てホヤホヤでの帰宅」編です。