営業部長の娘がヤリマンだった話。

僕はサラリーマンだったことがある。

ネット銀行に勤めていて、なんだかんだ二ヶ月で辞めてしまった。

詳しいことはここに書いてあるので、よろしかったら是非。

ochiainowife.hatenablog.com

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ちなみにこれは会社に通っていた時の写真、

後ろの拳の穴が全てを物語っていますね。

 

芸人になりたいので会社を辞めますと告げた時、「お前がテレビに出ても絶対見ねえからな!!」と顔を真っ赤にしていた営業部長がいた。

 

この営業部長は40代後半で、会社ではかなりイケイケな人だった。

頭の回転が良く、合理的で、「絵を書くんだよ。」が口癖だった。

「絵を書くってなんですか?」と素朴な僕が聞くと

「企画だよ。デキる奴ってのは描(えが)けるんだよ。」と言われたので、

それ以上は突っ込まない事にした。

本当に怖い人だった。飲み会であんなに優しかったのに、会議になると

「落合。お前が何言ってんのか分かんないんだけど。そうゆう意見殺すから。」

と「切り替え」を意識的に魅せてくるタイプ。

「殺す」という言葉を、「意見」にあてがったりしてみる感じも苦手だった。

 

とにかくおっかなくて社内で関わらないようにしていた。

 

そんな就業中のある日、

「お前らこっち来い。」と僕含む同期3人が呼ばれた。

「また怒られるのか〜〜。」とビビりながら近づくと、

「娘が朝帰りしてきたんだよ。」と言ってきた。

 

「おいくつなんですか?」

「今年大学入ったばっかでさあ〜〜。(当時5月)」と言っていた。

 

「娘さん、ヤリマンなんですね。」と言いかけたが、詳しい状況を聞く事にした。

()内は僕ら同期の心情

・大学1年生

・サークルに入っている(あ!)

・サークルはスノボサークル(あ!!)

・この前初めて朝帰りをしてきた(あ!!!!)

 

といった感じらしい。

僕ら同期の頭の中は「ヤリマン」という言葉意外浮かんでなかった。

 

隣の同期が「スノボいいじゃないですか〜」と言っていたので

「楽しそうすね〜」と一応言っておいた。

 

これで会話が終わると思いきや、

営業部長が「心配なんだよなあ〜」とボヤくばかりなので、展開が欲しくなった僕は

「つ、ツイッター。」とつい口を滑らしてしまった。

ツイッター?」と部長が聞き返してきた

同期が「やめとけ」みたいな顔をしていた。

 

でも僕はツイッター警察としての火がついてしまった。

(としての自覚がある。名前さえあれば、発見できる。ツイッターで単純に名前を検索して、出てこなくても見つけ出す方法はいくらでもある。

現に僕はバイト先(病院内売店)の可愛いお客さん(看護師)のツイッターはかなり抑えている。)

 

僕は部長の娘がツイッターをやっていない事を祈りながら、

部長のパソコンで名前を検索した。

だが、僕がツイッター警察として培ってきた、あらゆる術を使うことなかった。

普通に本名を検索しただけで、一発で出てきたからだ。

 

SNSもガバガバかよ。と思っていると、ちゃんとパンティーは履いていたみたいだ。

アカウントに鍵がかかっている。

ここまでか〜。と思っていたのだが、

あ、サークル調べりゃいいじゃんと思って、その娘さんのID「@以下」をツイッターで検索して、娘さんのIDに飛ばしているリプ(つまり友達)のページに飛び、その子のフォロワー欄から、サークルのアカウントを見つけ出すといった手順だ。

(ちなみに、このやり方は「仏像彫刻」という技で、周りを掘っていくことで、逆に鍵垢の正体のみが明確に浮かんでくる。)

 

どうやらそれっぽいサークルのアカウントが出てきた。

 

部長の娘が帰ってこなかった日のツイートを追ってみると、

どうやらその日は「合宿」とやらに行っていたみたいだ。

部長は「ああ、合宿に行っていたのか。なんだよそれくらい言えよな〜」

と安堵の表情を浮かべていた。

【部長の娘を探す回】が終わってしまいそうだったことに、何故か腹が立った僕は、

 

「ちょっと写真見てみましょうよ!」といい、

合宿の日の、集合写真を見た。

 

同期全員脳内に「あ。夏は海行くタイプのやつだ。」が浮かんだ。

 

同期1:「海か〜〜」

同期:2「楽しそうじゃないですか〜〜」

俺:「若くていいすネ〜〜。」

部長「おぉ〜。」

 

とそれぞれ、芯の部分から1番遠い言葉を口にした。

 

「部長の娘さんはどれですか?」

 

部長は、明るさを気取ったような声で「これこれ〜〜〜」と

 

海パンを腰まで下げて、ロン毛茶髪であばらむき出しのガリガリな男、

三代目Jソウルブラザーズからダンスを奪ったみたいな男、

E-girlsの金髪みたいな感じの女、の中で、

真面目でウブな雰囲気を若干匂わせている、少女を指差していた。

 

部長の小さな背中越しに、見えたパソコンの画面には

「人生一度きりの学生生活!」「メンバーも個性豊かな人ばかり!」

「先輩、後輩関係なく!」「やりたいことやろって感じです」

「大大大歓迎!」

などの文字が広がっていた。

 

お陀仏!!!

 

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